安倍政権が発足してから第4次の組閣が行われようとしています。日銀総裁はその間、黒田総裁が舵取りをしています。
この間日本経済はいざなぎ景気を超える継続した好景気だと政府からは発表し続けられています。しかし私達の実感はどうでしょうか?株価も好調に上昇し資本家は株の利益を相当得たとされています。金融を中心とした運用を行ってきた者は一定の利益を享受したのかもしれません。しかし広く庶民は好景気感を実感した人がどれだけいるのでしょうか?景気動向の指標とされる失業率は有効求人倍率では求職率を求人率が上回っている。とすれば、職場は常に存在することとなり、働く場がないとは言えない。
一方でインフレ率はさほど上がらず、事賃金に至っては好景気と呼ばれているのにも関わらず上昇しない。賃金が上がらない背景はどこにあるのか?雇用する会社の利益にある事は想定される。会社が利益を得て経営者だけがその利益を享受しているのだろうか?決してそのようなことはない。会社が利益を出すことが極めて厳しい状況になっているのです。何か矛盾しています。日本の政府は毎年100兆円の一般会計予算を組みそして更に国債を発行して市中にお金をばらまいています。にも拘らず私たちのところには回ってこない?いったいどこに行っているのかお金。景気は本当に良いのか?そしてオリンピックが終わると景気が後退すると言われているが、それは本当なのか?何がTrueで何がFakeなのか?
私たちは真実を掴むのに疑心暗鬼になります。私たちが好景気と実感できるのは賃金が上昇して可処分所得が増えて必要経費以外のものにお金を向ける事ができるようになるのを実感するときだと考えます。一方で不景気感を実感するのは、働く場所が無く生活費を獲得する事ができなくなるなどの稼得の場を失うことなど。更には個々人が獲得をしたいという欲求の高さにもあるのではないかと考えます。現在の日本は超高齢者社会となり、働き手は減少・年金受給者は急増・若者の物欲・社会欲は各散多様化縮小しているとみられます。この環境は世界には類を見ません。成長しない人口組織構造が出来上がっているのです。
一方で景気指標を示す指数は人がいないから求人倍率は上昇している。人口は急激に減少していますので日本人一人当たりのGDPは持続している。人口が減少しているから生活消費は減少。若者の物欲や社会欲が拡散しているために高級車やブランド商品に対する消費もない。生活困窮にも至ってないためにハングリ-精神も醸成されていないから、欲求レベルが低い。お金が無くても何とかなる。などの変な安心感を持っているのではないかと考える。
となれば、成長しない人口的組織構造に至って精神面においても安心だけを権利意識を持ち生活する個の日本は、世界的にみると魅力がない国になってしまっているのではないか。とすればお金は儲かるところに流れる。日本からお金が流れ出しているのは間違いないの無い現実ではないか。これがTrueであろう。結論は厳しい不景気が想定される。