2019年1月も終わり刻々と時は流れてまいります。私達の経営に大きく影響する出来事が国内外で発生しています。本年は以前にも申し上げましたが、何が起こるのか予測不能な年であります。そして巷ではお祭り騒ぎの様相を見る事ができる年でもあるでしょう。具体的には、4月1日になると元号の発表により世間はざわめき、下旬から5月には天皇陛下の即位の礼とざわめきは更に大きくなり、と同時に10連休、銀行・病院・役所は休日、証券取引所も止まります。でも世界は動いています。更にはあちらこちらで統一地方選挙の声が飛交い、6月下旬から7月参議院選、衆議院選も同時かもしれません。お盆休みも長いですね。
そして10月消費税8%から10%に引き上げ。世間ではお祭り騒ぎとざわめきで賑い、裏では何が起こっているのか解らないそんなことを考えずにはおれない年だと考えます。お祭り騒ぎに翻弄することの無いよう、状況をしっかりと見つめて決断しなければなりません。
厚生労働省の毎月基本統計調査の問題は、非常に重要です。日本最大規模の統計調査であり、各業種・職種・地域・性別・年齢等の区分ごとに賃金の昇給降給等推進データが出されています。このデータは賃金を決める際のベースとなる最もフェイマスなものであり信頼を置いていたものです。この様に信頼すべき役所の不祥事が意味するところは、「国民が信頼すべきところが無くなった」と言わざるを得ません。自分たち自身で情報収集し、自己責任の下で判断し、決断していかなければなりません。そんな世界に私達は置かれているのだと認識しなければならないと考えています。
そもそも世界は資本主義経済で回っています。競争の原理です。弱肉強食の世界です。政府が何とかしてくれる。何とかなる。補助金助成金を当てにする。この様な事は考えない方がこれからは賢明でしょう。其々の会社が「志」をしっかりと持ちその「志を従業員みんなで共有」し、目的と目標を勘違いしないように、来るべき日の為に確りと備えていく事が超重要だと考えます。
様々な事象に翻弄されないよう、地道な経営を進めてまいりましょう。