2022/7/26日経新聞に【日本は「ゆでガエル」国家】と題した記事が掲載された。そこには継続的人口減少局面に入って14年経ったのに労働力不足を克服し年金医療介護の機能不全を防ぐ道筋が見えなく少子化対策も踏み込みが甘く「ゆでガエル」になりかねないとある。日本全体の人手不足は8年後には644万人上る見通しだと記している。具体的業種別ではサービス業400万人・医療福祉187万人・卸小売60万人・製造38万人・通信情報31万人である。2021年先進国の8割で前年に比べて出生率反転上昇に転じた。要因は男女が平等に子育てをする環境を整えてきた点であるという。一方後れをとる日本は1.3と下降した。超高齢化する日本の働き手は無く出生率の向上を目指す政策の無い日本の政治をこのまま続けると日本は消滅する。人口減少局面に突入した14年前にリーマンショックが発生した。8月のお盆に、全ての通貨で為替は止まることを知らず円高へと振れた。FXなどをしていた方々は悪夢がよみがえると思う。日本の財政は危機的状況にあるのは従前より記載してきた。更に「ロシア・ウクライナショック」で世界の物価が高騰し食料危機まで叫ばれている。先進国は自国の自給自足率を高め不測の事態に備えている。食料だけではない人口減少に悩まされたフィンランドやノルウエー等北欧諸国は人口増加政策を早くに実施し今日に至っている。独立国として永続的に存続するためには一定規模人口及び適性年齢層構成が必要である。その為に教育費や福祉の充実・働く環境の公平等の視点から政策を着実に実施してきた国々の成果として現在露になっているのだろう。日本は政治家が目先の事柄だけに議論し、日本の将来展望を全く議論しないありさまで、日本国民も日本のあるべき将来像など描くに描けない脳梗塞状態に陥っている。第7波のコロナ感染が拡大して飲食店は客足が遠のき自治体や国に国民の行動制限と共に緊急事態宣言を行ってほしいと考えているだろう。その腹案に補助金・支援金・給付金が貰えると考えてはいまいか。現金の直接給付は国民を惑わせ気力を疎外し麻薬のように求めるようになる。現金のばらまきは政策もなく詐欺や横領の温床となり人の善悪の常識を狂わし特権階級だけが開き直る事になるのだろう。「ゆでガエル」と化した日本国民を取巻く財政・食料・戦争の世界事象は危機的状況であります。
14年前から何も改善されていない日本。借金地獄の日本。超高齢化で有事の時には守る若者も無く厳しい。一時的に円高になり急激な円安が止まったかに見えるかもしれない。ウクライナvsロシアの紛争はマスコミ受けしなくなったので情報は極小された。と同時に台湾中国問題がクローズアップされ連日報道されるが、日本の立ち位置は何処なのか理解に苦しむ。がしかし確実に巻き込まれると考えていてよいだろう。
日本のあるべき将来像を国民に示さないと日本は消滅するだろう。
地殻変動は始まっている。何処の分野からマグマが噴き出すか分からない。恐ろしいマグマのような火炎から始まるのではないかと危惧する。8月危機に備えましょう。