2024.12.10

マラソン

 2024年11月23日、第32回福知山マラソンが開催された。昨年より1000人多い4444人のエントリー実走4000人が丹波路を駆け抜けた。午前10時30分一斉スタート。明智光秀の居城福知山城の天守閣に向かい市街地を駆け抜け由良川右岸を抜けるコースが42.195キロのフルマラソンだ。私は10年前より毎年出場しているが、完走は2回しかない。フルマラソンを完走するためには練習しないとまず不可能だろう。スタートから5時間以上走り続けなければならない。その間の水分補給や栄養補給などそのタイミングを間違うと筋肉の痙攣や関節痛が襲ってくる。水分を多く取りすぎるとおなかの中で吸収しなくなる膨満感に襲われたりする。回を重ねるたびにマラソンの難しさを実感するようになった。昨年は33キロ付近で関門制限時間を間違えて完走を逃してしまった苦い経験があった。今年は完走するぞと意気込んで走り始めたのは良かったが、最初の10キロがハイペースになり15キロ付近から失速。水分補給と栄養補給をしても体が回復せず18キロ付近で虚脱感に襲われ体が言う事を聞いてくれなくなった。寒さとの戦いもあったが、エネルギー不足と水分不足がこのような状況を作ってしまったのではないかと後で後悔した。練習不足は否定できない。凡そ本大会1か月前から走り始め1週間前には25キロ完走の試走は行ったが、本番とは違う。一人で走るときマイペースを維持できる。多くの選手の中では早かったり遅かったり隣で走る息遣いに心みだされ、若い人の駆け抜けていくスピードに圧巻し、何時も25キロ付近では自分より年配の人に追い越されていく現実を目にして心奮い立たせる。このようなことの繰り返しがマラソンの5時間のストーリーだ。

 経営を行うのも又然り。継続することの大切さは自分の体力を維持し健康管理を徹底し決して健康を害さない注意深さと、他に踊らされる声に惑わされず、自分のペースで駆けていく事が非常に重要である。

 毎年参加しているマラソンですが、健康に注意するための一つのツールとして、完走の目標をもっている。

 年々年を取り、昨年来から年齢を感じ始めた今日この頃ですが、元気溌剌まだまだ挑戦したいことは山ほどありますが、コツコツと積み上げて参りたいと考えています。

 とにかく経営者は健康第一です。経営者には無理はつきものですが、ほんの一息の休息を心と体に費やしては如何でしょうか。

小牧社労士事務所*経営者コラム「共生社会」
有限会社レイバー経営者コラム「マラソン」